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「三陸ジオパーク?被災地復興視察研修」を実施しました!
掲載日2016.3. 7
ニュース
去る2月24日~25日に、「三陸ジオパーク?被災地復興視察研修」を岩手大学COC推進室、グローバル教育センター共催で実施しました。
研修では、2011年3月の東日本大震災から5年を迎えようとするこの機会に、留学生と日本人学生の混成グループで三陸ジオパークを訪問し、以下の4つの課題からグループ毎に選択したテーマについて、観光客受入のためのアイデアを検討しました。
【研修テーマ】
1.「三陸ジオパーク?震災遺構の活用による観光振興」
2.「地域特産品の活用による観光振興」
3.「観光客増加に向けた情報発信」
4.「観光客受入(日本人?外国人)に向けた地域の対応?改善策」
1日目は、久慈駅から田野畑駅まで震災学習列車に乗車し、車内で二橋守?三陸鉄道北リアス線運行部企画担当課長より震災と復興の様子に関する説明を受け た後、田野畑村?たのはたジオパークを訪れ、NPO体験村たのはたネットワークの案内で、平井賀漁港とハイペ海岸を視察しました。宿泊先のグリーンピア三 陸みやこでは、夕食後のグループワークを通じて視察箇所での各自の気づきについて共有し、アイデア発表に向けた討議をおこないました。
2日目には、「NPO立ち上がるぞ!宮古市田老」の大棒秀一理事長の案内で、津波の被害を受けた田老漁港、防潮堤、田老観光ホテル、山王団地を訪問し、 津波の被害と復興の様子を学びました。その後、岩泉町に移動し、龍泉洞を見学したあと、岩泉町民会館で当日の視察で学んだことを踏まえ、グループで議論を 行い、三陸ジオパークの観光促進のためのアイデアを発表しました。
2日間の研修には三陸ジオパーク推進協議会の職員2名も同行し、学生と共に議論を行いました。また、2日目に訪問した田老では、 IBC岩手放送宮古支局と岩手日報の取材を受け、それぞれ、25日夕方のニュース番組、26日朝刊で本研修の様子が紹介されました。
学生たちからは、今後三陸ジオパークへの観光客誘致を図るため、看板の設置、パンフレットの多言語化、外国語ガイドによる案内、アクセスのための交通手段の充実、三陸鉄道の記念乗車券に割引特典をつけること、などといったアイデアが出されました。
COC推進室では、次年度以降も学内および学外との組織間連携を強化しながら、被災地復興?地域再生に向けた研修プログラムの企画?実施とともに、地域に根差した教育プログラムのさらなる体系化を推進してまいります。
【この記事に関するお問合せ先】
教育推進機構(地域志向教育PBL担当)特任准教授 後藤 厚子
E-mail:atsgotoh(@)iwate-u.ac.jp