公益社団法人日本農芸化学会東北支部第159回大会において、農学部応用生物化学科4年の栗城瀬菜さんが優秀ポスター賞を受賞しました。
本賞は、日本農芸化学会東北支部会の前日に開催された日本農芸化学会東北支部若手の会におけるポスター発表24件の中から、研究内容と発表?質疑応答の態度を審査された結果、優秀な発表2件が選出され授与されたものです。
栗城瀬菜(岩手大学農学部応用生物化学科4年)
廃棄アクリロニトリルブタジエンゴム分解菌の形質転換
プラスチックをはじめとした石油化学製品の廃棄処理は、高い環境負荷から問題視されており、環境低負荷なリサイクル法の開発が求められています。我々が共同研究している福島大学?杉森大助教授が発見したGordonia sp. J1Aは、合成ゴムであるアクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)を生分解可能であり、本菌を用いることで環境低負荷なNBR分解処理の実現が期待できます。今後のNBR分解能増強などの展開へ向け、本菌の遺伝子組換え技術は必須となりますが、本研究では本菌の形質転換法の構築に成功しました。本技術は、廃棄NBRの新たなケミカルリサイクル、アップサイクル法開発に貢献することが期待されます。
当ウェブサイトは、利便性、品質維持?向上を目的に、Cookieを使用しております。
詳しくは、クッキーポリシーをご参照ください。
Cookieの利用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押してください。クッキーポリシーはこちら