11月17日(火)~19日(木)にタワーホール船堀(江戸川区)で開催された「第13回CSJ化学フェスタ2023(日本化学会秋季事業)」において、総合科学研究科理工学専攻物質化学コース修士課程2年の小畑洸琉さん(有機精密合成化学研究室所属)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。本催しは「産学官の交流」と「化学の社会への発信」を目的に日本化学会が毎年開催しているもので、企画の一つである『学生ポスター発表』では、毎年1000件を超える化学全分野の発表が行われ、東北地区ではわずか4件の受賞中の1件となりました。
小畑洸琉(総合科学研究科 理工学専攻 物質化学コース 修士課程2年)
SMC反応によるオルト三または四置換ビアリール合成に有用な高活性Pd触媒の開発
〇小畑洸琉、森谷咲月、境澤雄斗、是永敏伸
第13回CSJ化学フェスタ2023(日本化学会秋季事業)
タワーホール船堀(東京都江戸川区)
2023年12月1日(金)
ノーベル賞反応である鈴木-宮浦カップリング反応は、かさ高い反応基質(芳香環のオルト位に3つ~4つの置換基)を用いる場合には、反応が進行しない、または進行しても多くの触媒量(数モル%)を必要とするため工業利用が難しい状況でした。それに対し、独自の触媒設計を施すことにより、かさ高い反応基質を用いても工業利用可能な触媒量(従来の数十~数百分の一)で円滑に反応が進行する触媒の開発に成功し、今後の医薬品開発への利用が期待されます。
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