総合科学研究科農学専攻動物科学コースの尾畑宏季さんが第72回東北畜産学会岩手大会で優秀発表賞を受賞

掲載日2023.09.01
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総合科学研究科 農学専攻 動物科学コースの尾畑宏季さんが、2023年8月29から30日に開催された第72回東北畜産学会岩手大会にて「優秀発表賞」を受賞しました。

受賞発表題目

牛肉乾塩漬ハムの乾燥に要する日数を筋肉の重量から推定する方法

研究内容

本研究は、岩手県が主要生産地である日本短角種という和牛の筋肉で牛肉乾塩漬ハム(牛生ハム)を製造する際に、乾燥?熟成が完了するまでの日数を、製造前の牛肉の重量から推定できることを明らかにしたものです。牛生ハムの乾燥?熟成には温度と湿度を一定に保ちながら数年という長い年月を要しますが、これまで乾燥?熟成が完了したことを非破壊的に判断できるような科学的な方法はありませんでした。本研究により、製造を始める段階で乾燥?熟成の完了日を推定できるようになったため、牛生ハムを必要最小限の日数?コストで製造できる可能性がみえてきました。

賞の概要

本賞は、40歳未満の会員の中で、優れた研究を行い発表したと認められる会員に授与されるものです。

本件に関する問い合わせ先
農学部 動物科学科 食肉科学研究室  准教授 村元隆行