岩手大学平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーや講演会等を定期的に開催しております。今回、平泉文化セミナー第74回例会を下記により開催しますので、ぜひご参加ください。
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岩手大学教育学部1号館 2階 E21講義室
柳之御所遺跡の変遷とその背景
岩手県教育委員会文化財専門員 櫻井 友梓 氏
柳之御所遺跡は奥州藤原氏の居館として知られていて、多くの研究が行われてきました。遺跡は奥州藤原氏治世の100年間継続して機能していたこともあり、幾度かの改修や遺構の変化がみられます。
遺構の変遷は遺跡評価の基本的な事項でもあるが、発掘調査成果の公表とともに、検討可能な状況となってきました。また、居館の遺構内容は奥州藤原氏の支配や外的位置との関係も想起されます。本発表では遺構変遷の検討を行うとともに、その背景について、周囲の遺跡などどのような歴史的関係が考えられるか検討していきます。
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