理工学部 システム創成工学科 機械科学コースの内舘道正教授がNTN(株)と兵庫県立大学のグループで日本トライボロジー学会論文賞を受賞

掲載日2022.05.09
最新研究

理工学部 システム創成工学科 機械科学コース
内舘 道正
トライボロジー,サーフェスメトロロジー

理工学部 システム創成工学科 機械科学コースの内舘道正教授が,NTN株式会社,兵庫県立大学大学院及び本学における共同研究の成果を纏めた論文に対して,一般社団法人 日本トライボロジー学会による2021年度日本トライボロジー学会論文賞を受賞しました.

省エネルギー対応のために使用環境が過酷化しているベアリング(転がり軸受)の損傷予測のため,材料疲労モデルと数値的粗さ接触モデル,表面下応力測定を組み合わせた新規手法の提案をした論文で,表面設計と潤滑剤の選定,及びエネルギーロスの低減に役立つ成果として評価されました.

受賞論文
N. Hasegawa, T. Fujita, M. Uchidate, M. Abo and H. Kinoshita,
Estimation Method of Micropitting Life from S-N Curve Established byResidual Stress Measurements and Numerical Contact Analysis「邦訳:残留応力測定と接触解析で得られたSN曲線を用いたピーリング寿命の推定方法」,
Tribology Online, 14, 3 (2019) 131-142.

対象論文
https://doi.org/10.2474/trol.14.131

詳細情報(NTN株式会社ホームページ)
https://www.ntn.co.jp/japan/news/press/news202200025.html

本件に関する問合せ先

理工学部 機械科学コース 教授 内舘道正 uchidate[@]iwate-u.ac.jp